思考ブログ

物事について,ちょと立ち止まって考えてみた.

学生時代の進路の選び方,社会人としてのキャリアパスについて考えてみる.

はじめに

 学生時代,進路について親や先生からいろいろ言われ,ろくに進路も決めさせてもらえず,いわれるがままに高校に進み,大学進学時に初めて,親元を離れ,独立したくて大学を遠くにした.その際,お金は出せないといわれたので,お金がかからない大学を選んだのは懐かしい.

 社会人になってからも,自分のキャリアパスで悩みはするものの,自分で考え,選択する癖が大学進学時からついていたため,今の仕事やこれまでの仕事についても楽しくできてきている.

 この記事は,そんな経験をもとに,進路で迷っている人やキャリアパスで迷っている人の助けになればと思って書きます.

 

将来どうなりたい?ってよく言うけど…

 こういわれると良くわからないというのが常々思っていたことだ.将来どうなりたいなんて言葉は幅広くて,想像も難しい.そして,それが答えられないことについて,自分はダメなやつなのかと思うこともあった.

 なら,こう問われたら少し答えやすいだろうか?

 「どんなことをする時が嬉しい?楽しい?」

これに対しては答えやすいのではないか.

  • 人に何かして喜ばれるのが嬉しい
  • 何かを作り上げるのが好き
  • 一人で想像を膨らませるのが好き
  • 人との勝負に勝つのが嬉しい.
  • 難しい問題を解くのが好き.

上記は一例であるが,十人十色で答えは様々だし,自分に一度問いかけてもらいたい.

 そのうえで,自分の得意なことを加味しつつ,学生であればどんな職業に就けば好きや楽しいが溢れていそうか,そしてそこに至るための逆算をして,進路を決めていくと良いと思う.

キャリアアップ,チェンジの勧め

 社会人であれば,自分の楽しめること,嬉しいと感じれることが多いキャリアをどんどん選び,出来ることを増やしていき引き出しを増やしていくのが良いと思う.この理由として,一つだけの仕事をやり続けていくとほかの人との差がつかず,今はよくてもやがて若くて自分より優れた人が入ってきたときに嫉妬する羽目になるというのが一つ.そして,一つの仕事をし続けることのデメリットは思考が低次元になってしまうことである.いいかえると,思考するときの価値観の物差しが一つであるため単純になるのだ.これに対し,キャリアアップ,チェンジを行っている人はそれまでの経験から複数の価値観の物差しがある.(当然,例外もいるが.)

 例を挙げてみよう.スマホを選ぶときに,流行りや見た目,価格,画面の大きさなどで決めているだろう.もし,ここに販促の経験があれば,スペックであったり,使いやすさ,防水,バッテリーの容量等様々な視点で検討することができる.また,経験から安くなる時期も知っていたりで購入時期の決定にも有利に進められる.

 上記の例ではお客様という単一の物差しから,販促経験という視点も併せ持つ人の違いである.これは仕事においても同様で,複数の視点で考えられる人というのは職場でも重宝されている(はず).

 なぜなら,社内調整だって相手の業務要領を知っていれば,それを踏まえて調整するからスムーズにできるし,製品開発にしてもいろいろな価値観をしっていれば多角的評価ができたりで,想定外の項目も減る.何より,相手の業種(フィールド)の言葉などを知っていれば,それらの人と話すときにコミュニケーションがとれ,円滑に進められる.

なぜキャリアアップやチェンジは必要?

 ここまでくるとなんだそんなことかと思って,そういうの望んでいないんでという人がいるかと思う.そういう人には考えてみてほしいことがある.アメリカなどで採用されているジョブ型雇用,これが日本にも導入されていけば,今以上に給料は上がらない.そんなバカなと思うかもしれないが,同一の業務では同一の給料なのである.

 お前のいるキャリアアップやチェンジも同じだろうという人もいるかもしれないが,そんなことはないと思っている.できることを増やしていくということは,採用される会社やポストが増えることと同じである.そして転職するときにおいても自分はこれだけの経験をしてきたといえる.それに対し,一つの仕事をしてきただけの人はただただ言われたことをやってきた人に他ならない.この違いは大きいものである.

 キャリアパスにおけるキャリアアップやチェンジは難しく考えていく必要はない.自分のしたいこと,楽しめそうなことを選んでいけば,おのずと自分だけのキャリアパスが歩め,自分だけがもつ唯一無二の人材に慣れているはずである.

なんで仕事についてそんなに書くの?すきを仕事にするとつらくない?

そんな風に思った人もいるだろう.私の意見はこうだ.今のところ週5日働いており, 平日の8時間(通勤時間は別.最近してないけど.)の時間を費やすのだ.寝る時間などを除くとなかなかの時間を費やしている.そのかなりの割合を費やすにもかかわらず,仕事がつまらないと地獄だと思う.実際,通勤していると暗い顔や死んだ魚の目をしている人たちもいる.

 人生のそこそこの時間を仕事に費やす以上,楽しいほうがお得であるというのが私の持論だ.余暇の時間を趣味で楽しめればなおよし.それにキラキラしている人って,仕事が楽しい人なんじゃないかな.

最後に

 ここまで私が経験してきたことなどを交えて,進路やキャリアパスについての考えを述べてきた.また機会があればそれぞれに特化したものを書きたいと思う.