思考ブログ

物事について,ちょと立ち止まって考えてみた.

AIに奪われる仕事,残る仕事

はじめに

 定年延長や廃止といわれるなか,先が見えず,年功序列の実質的な廃止,自分でキャリアを考えさせられる時代.

そんな中,AIが進展してきて,今後,どんどん仕事がなくなるといわれ,不安がいっぱいになる.

じゃあ,どんな仕事がなくなっていくのかを考えてみる.

AIができる仕事って何?

 今のAIができる仕事は,今までのデータから予測したり,それっぽいものを返す仕事であり,簡単に言ってしまえば,定型的な文書の作成であったり,質問に対する応答である.

 逆にできないことといえば,完全に未知のもの.今までのデータが約に立たないものなんかが当てはまる.

 例えば,カスタマーサービスなんかはある程度分かり切った質問とテンプレートの回答でするためAIに置き換えやすい仕事であるし(事実チャットボットが簡単な対応はすでにしている.),自動運転の技術もどんどん進んでおり,将来的には配達やタクシーなんかも置き換わっていくことになるだろう.

AIに奪われる仕事

 では上記のできる範囲の仕事は,AIが対応可能になればすべて取られてしまうかというと答えはNoである.

 なぜかというと,コストの問題があるからである.現状,AIの学習にもそれなりにコストがかかるため,人件費と比較すると,まだ人件費のほうが安いことも多い.なので,直ちに置き換わることはないであろう.

 だがしかし,商品というのは大量生産などにより,コスト削減され,価格が下がることは今までの歴史からわかっている.それを踏まえると,AIが学習するのに必要なコスト(ハードウェアそのものの向上と価格の安価等)も下がり,人件費のほうが高くつくようになると,どんどん置き換えられるようになる.

 そうなると,AIを導入し,人を削減しようとなる.経営者目線で見れば,人を雇っておくメリットがないので明白.

AIに奪われない仕事

 今のAIが奪えない仕事といえば何か.それは簡単に言えば,AIができない仕事とAIに置き換えるメリットのない仕事である.

 AIができない仕事といえば,今までのデータが使って導き出すことのできないもの.

 AIに置き換えるメリットがないものは,コストが人件費を上回る場合や人のほうが費用対効果の高い場合である.

最後に

 AIに奪われる仕事と残る仕事について書いてきた.この記事はいつか書こうかとおもっていたが,先日,出〇館での対応のカスタマーサービスの対応があまりにひどく,日本語が通じない上に,ものが届いていないから返金対応の問い合わせをカスタマーサービスに投げても応答しないことから,早くAIに置き換わればよいのにというちょっとした怒りから書いた.

 テンプレートなんかで対応可能な仕事をもししている場合,コスパの問題から人の削減は十分にありうる.

 切られる側になり,泣くはめにならないように,漫然と日々惰性的に仕事をするのではなく,自分のキャリアを考え,仕事は選ぶべきであろう.